1977年にパンクロックと言う音楽のジャンルがイギリスで生まれ、形に以後なりムーブメントを起こした。
商業的なロックや階級、環境などの不満など声を上げることに重きを置き、攻撃的なメッセージや反骨的なファッション性など多角的なものから関心など火がついたのだろうと思う。
初期パンクと言われるイギリスの「ザ・クラッシュ」、「セックス・ピストルズ」、アメリカの「ラモーンズ」と言ったバンドが商業的になったのかは僕の生まれる前のことでその時のことはわからない。
しかし現在もキャッチーなメロディなどで、その音楽を耳にすることはたたある。
80年年代を過ぎて、アメリカではパンクロックから主流がハードコア・パンクに移り変わっていく。
イアン・マッケイ率いる「マイナースレット」が有名である。
その頃から、ハードコア・パンクは思想や団結感などを伴うものになっていた。
SxE(ストレートエッジ)という思想が代表的なものと僕は認識している。
前述のイアン・マッケイが起源である。
ストレイトエッジの信条は以下の通り。
「Don't SMOKE, Don't DRINK, Don't FUCK」
・煙草を含む薬物使用をしない
・アルコールを摂取しない
・快楽目的のセックスをしない
という信念を掲げたライフスタイルから音楽性にも反映されていた。
マイナースレットの「OUT OF STEP」の詩から来ている。
こちらも「ロックンロール」への回答となるような、カウンターカルチャーである。
だが、ストレートエッジの場合は自分たちの信条に反するものにはライブハウスで暴力行為を行ったなど、音楽表現以外に実際の行動になってしまっていたようだ。
始まりはイアン・マッケイが当時が当時在籍した「ティーン・アイドルズ」のメンバーが全員未成年であり、アメリカ西海岸ツアーでライブハウスのライブ出演を拒否されたことから、クラブオーナーと妥協策として未成年のメンバーにアルコールを提供しないように手の甲に×マークを書いたことが始まりである。
その後、ツアー中に戻るまでにその方法を各所で提案し演奏許可を得てツアーをしたそうだ。
それがやがて、ストレート・エッジのシンボルになっていった。
その出来事には、マッケイの周囲で3つのことで破滅する者が多いことにうんざりし歌にして自己節制と同調圧力への回答としてのスタンスであった。
にもかかわらず、フォロワー達は教条的・宗教的に捉えて新たな同調圧力を生む結果になってしまった。
イアン・マッケイは本来は無分別な若者へのメッセージであり、大人へのメッセージではないことを語ったこと、現状の意図しない思想には否定的な見解を述べている。
といったように音楽に主義・主張といった思想が伴うことが多い。
音楽の力はとてつもなく大きなパワーを持っているというのが伺える。
そして、歌の力でとてつない大きなムーブメントになるというのわかる。
歌という手段で目的を果たすということに注目していきたい。